去年の私のクリエイティブ

「裏クリエイティブアワード2015」というものが開催されます。

まぁ簡単に言うと今年一番すごい「陽の目を見なかったクリエイティブ」を決めようという企画なのですが、去年はじめて開催されて、ヤバい作品集まりまくり、審査員から名言飛び出しまくり、会場がわぁっと熱狂に包まれるというとてもよいイベントだったので今年もやろうというわけでして。

 

一応主催するスス企画という何とも説明しづらい団体にわたくし所属しているので
先月から告知をしたり、人と会えば「何か出してよ~」と言ってきたのですが、
ふと自分はなにか今年クリエイティブしたかなって…考えました。

 

そこで今年はないのですが、去年ちょうど良いものを生み出していたのでここに記録しておきます。

 

 

そう、去年の今ごろと言えばこの季節。

intokyo.hatenadiary.jp

 

一言で言うと「女の子と飲みに行ったらその子が最近付き合いかけた人が自分の付き合いたての彼氏だった」って話で、この時はすぐさまにネタにしよう!ってブログも書いて、元気に振舞っていましたが、

今思えばこの時の私は様子がおかしかった。今思えばね!

 

 

ちょっと考え事をすると動悸がするし、ダイエットしてないのにやつれたって言われるし、友達には画面一面こっちの文面で埋まるくらいの長文LINE送ってたし、まぁ簡単に言うとメンヘラ化してたわけです。

 

ヤバい…このままでは闇に落ちてしまう…どうにかしなければ…

 

そうだ!何か手を動かしていれば気もまぎれる!

 

何か…何かものを作ろう!!

 

 

そうして生まれたのが

「2人の思い出アドベントカレンダー」

 

アドベントカレンダーをご存じでしょうか?

アドベントカレンダー ツリー/クリスマス オーナメント 飾り

 12月1日から25日をカウントダウンするためのカレンダーで、1日ずつ付いている袋や窓を開けると中にお菓子やプレゼントが入っているものです。PLAZAとかKALDIとか輸入お菓子売っているところでよく見かけます。

 

というわけでクリスマス前のプレゼントに手作りのアドベントカレンダーを作ろうと思い立ったわけです。


材料

  • 封筒用の紙(赤・金)
  • 封筒用リボン
  • 装飾用リボン
  • オーナメント
  • クリスマスっぽいお菓子
  • 思い出の写真

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思い立ったらすぐに制作に取り掛かりました。
紙はLOFTで購入、装飾系は300均や100均で。そしてお菓子はKALDIで購入。


KALDI大好き。そもそもKALDIでアドベントカレンダーとかお菓子売ってるのを見て思い立ったといっても過言ではない。
この奇行に走ったのはKALDIのせいとも言える。

 

封筒をつるしていくタイプなら簡単に手作りできそうだと思ったのでまずは25日分の封筒を作っていきます。
小学生の頃、自分でレターセットを作っていたおかげで簡単に封筒の型がとれました。
ポイントはお菓子をあとで入れるのでその厚みも計算して作ることです。

 

そしてアドベントカレンダーなので、その封筒に数字をつけていきます。
私はデザインも出来ないし、そもそも我が家にはプリンターがないので
「カリグラフィー 数字」で検索して真心こめてひとつひとつ直筆で数字を刻んでいきます。

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封筒を作ったら、事前に準備した思い出の写真たちを封筒より少し小さいサイズに切っていきます。あとでアルバムにする予定なので(自分で)可愛らしく角も丸くしておきました。

もちろんきちんと時系列順に並べていきます。
サプライズでお祝いした誕生日(わからなかったから2年分くらいFacebookを遡って調べた)、お祭り、感動で涙したディズニーランド(相手が)、お祝い…こんな顔して数日後に…クソが…と事件の時系列も振り返りながらひとつひとつお菓子と一緒に封筒につめました。
 
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封筒たちが出来ればあとはこれを飾り付けていくだけ!
部屋干し用の器具が大活躍☆

完成した図を見るとすごい!

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すごく…大きいです…

部屋を縦断するでかさ。
 

製作期間3日ほどで手作りアドベントカレンダーの完成です。
「いちにち、いちにち、ちゃんと開けてね」と伝えて渡しました。

当時の私は大きな達成感を感じていたのですが、そのあと友達のマリンちゃん(19)には「下半期いちばん面白い」と大絶賛、数ヶ月後にはあげた本人に「普通なら引く」とはっきり言われました。

本当に、純粋に「えっ、引くの!?」とびっくりしました。

人間は切羽詰まっている時とか、
突っ走っている時にしばしば自分が見えなくなります。
この時の私はまさにそうだったのではないでしょうか。
でもそんな時こそ思いもよらないような作品が生まれるのだと思います。
是非みなさんも悲しい時、さみしい時は手を動かしましょう。
そしてその作品を一年後に見つめてみましょう。


いや、やっぱ去年の私ちょっとおかしかったわ。
(相手には結局フラれた)