恐山でイタコに会いたい!~青森観光編~
「好きな少年漫画は?」と聞かれたら、即答でシャーマンキングと答えます。
好きなんです。ずっと。大学の卒業旅行は島根をゴリ押しして20人くらいで出雲大社に行きました。
そんな私がもうひとつ、どうしても行ってみたかったのが
恐山
そう、恐山でイタコの口寄せをやってもらいたい!
念願叶って去年!行ってきました!
調べている時に、交通機関とか地域の情報とか色んなページぐるぐるしたし、ポップな恐山観光ブログが少なかったので、青森&恐山観光してみたいな~ってうっすら思ってる人の参考になればと思います。2016年の記録です。
- いつ行くのか
- 20:30 青森に向けて出発
- 6:00 青森市到着
- 7:00 青森まちなかおんせん
- 9:00 朝食に青森のっけ丼
- 10:30 ねぶたの家 ワ・ラッセ
- 11:30 青森県観光物産館アスパム
- 12:30 青森県立美術館
- 14:30 三内丸山遺跡
- 15:40 味の札幌 大西
- 16:30 青森駅周辺
- 17:20 青森駅から下北駅へ 青い森鉄道
いつ行くのか
恐山に行けば必ずイタコに会えるのかというと、そういうわけではないようです。恐山大祭の時期だけイタコの方々がやってきて口寄せをしてくれて、それを聞くために全国から人々が集まって列をなしているとのこと。
時期は7月20日~24日、そして秋詣りが毎年10月上旬の3連休。1年の中でも数日しかチャンスが無いし、そもそも青森ってめちゃくちゃ遠いからミスは許されない旅なのです!だからめちゃくちゃ調べたし、青森を堪能してきたよ!
まず参考にしたのは東京別視点ガイドさんの記事。
夏に11時間並んで…という内容で震えあがりました。
諸々考慮して
平日である10月7日に青森市観光、恐山のある下北宿泊
10月8日朝一タクシーで恐山へ
というプランに。青森市からむつ市の下北までは電車で2時間弱となります。
ちなみに全行程一人です。夜行バスで青森まで行って、日の出と共にタクシーで恐山行こう!なんて言って誰かを誘う勇気は私にはない!
時間とお金に追われる貧乏旅行だったので、その辺の記録をちゃんとつけておきました。
20:30 青森に向けて出発
夜行バスヘビーユーザーの私は勿論青森もバスで!
いつも夜行バス比較ナビというサイトで夜行バスを探しております。東京と青森を結ぶのは弘南バスのパンダ号。名前が可愛い。曜日によって金額は違うけど、私は連休前だったので6500円でした。平日は4000円で青森まで行けるなんて夢あるな~。
「北に向かうものは本当に上野から出発するんだなぁ」なんて思いながら上野駅に到着。バス乗り場がわからなくて半泣きになりながらも無事バスに乗り込みました。
20時半に乗って朝の6時に到着という予定。お尻爆発しちゃうよ…。しかもまさかの即消灯でした。案外寝ました。
途中のサービスエリアで北に来たことを実感。
6:00 青森市到着
寒い。弘前出身の友人に気候を聞いて、ちゃんと秋用のコートを着てきたけど、それでも朝は寒かったです。しかしその寒さに「北国だ~!」とテンション爆上がり。寒いの好きやねん。
朝の港町の雰囲気を堪能しながらウロウロ。
雰囲気ありまくりな夜のお店たちを眺めてふんふん。
こんな早朝からどこへ行くかというと…
7:00 青森まちなかおんせん
お風呂!!
6時からやっていて、入浴料金なんと450円。東京の銭湯より安い!と思ったら、青森の銭湯の統一料金なんですね。
いやいや、銭湯?って言っても広くて綺麗だし、浴場の壁に市内観光案内があったり、露天風呂もあって天然温泉で450円て。到着1時間足らずで青森の素晴らしさに浸かりました。どっぷり。
・青森駅から徒歩10分以内
・入浴料450円
9:00 朝食に青森のっけ丼
青森魚菜センター内で「のっけ丼」を頂きました。
1080円で10枚つづりの食券を買って(今サイト見たら去年より値上げして1300円だった…)
ご飯は並み盛りで食券1枚と交換。ご飯をよそってもらったら、市場内をぐるぐるまわって好きな魚介類を食券と交換してポンポンとご飯にのっけてもらうのです。
食材やお店によって、1枚で刺身2切れだったり、2枚でほたて一皿だったり。自分の手持ち枚数とのっけて欲しいものを色々計算しながら何周も市場をまわることになります。
そして出来あがったのっけ丼はこちら
子どもの味覚ですみません…!卵が好きなんや!真ん中のは子持ちヤリイカ。ちょっと珍しいと思うんですけどどうでしょう。
ホヤの塩辛なんてものもありますから…。
・青森駅から徒歩10分以内(青森まちなかおんせんからスグ)
・食事券10枚綴り1300円
10:30 ねぶたの家 ワ・ラッセ
なんか尖りまくってる建物ですが、こちらはねぶたミュージアム。
青森といえばねぶた。大型のねぶたがドンドンドンッと展示されています。
青森といえば~とか言ってるけど、ねぶたって実際行ったことないからイメージ写真みたいなのでしか思い浮かばなかったんですけど、間近で見たらその圧倒的デカさと、細やかな作りにびっくりします。ねぶた囃子もずっと流れてるから、なんかぽや~んとしてしまいました。
こんな可愛いのもあるんだ!って見ていたら、若手の女性ねぶた師が制作したねぶただそうです。女性初のねぶた師で…っていうねぶた師紹介のパネルもついつい見入ってしまうし、実際に太鼓を叩いたり、ねぶたのパーツが触れたりして、ちょっと寄るだけのつもりだったのに結構真剣に見学してました。
・青森駅からスグ
・入場料金600円
11:30 青森県観光物産館アスパム
こちらもなかなか不思議なフォルムの外観だったのですが、津軽三味線の演奏が聴けます。無料で!
1日2回、11:30からと14:00から30分間ずつ演奏されています。
・青森駅から徒歩10分以内
・無料(展望台などは有料)
12:30 青森県立美術館
私の中ではこの日のメイン!
青森駅からバスで20分くらいで、主要観光地だから沢山バスが出てると思ったら普通に1時間に1本しかないのでびっくりしました。着いたらちゃんと帰りの時刻表もチェックしておきましょう。
シャトルバスもあるようです。
(こっちも合わせたら1時間に1本ってわけではないのかな)
ここはあれですよ。
大きい犬のいるところです。
奈良美智さんの作品「あおもり犬」
青森行った人だいたいここ行く!写真あげてる!羨ましい!ずっと私も撮りたかった!
(かれこれ5年くらい行く先々でジャンプしている写真を集めています)
満足しました。
バス停「県立美術館前」スグ
・入館料510円
14:30 三内丸山遺跡
教科書で見たことあるやつ!
縄文時代の遺跡で、お墓や住居などを見学してまわれます。おじいちゃんおばあちゃんたちに混ざってガイドツアーに参加してみました。
資料館も併設されているのですが、時間がなかったので遺跡を駆け足で見てまわって駅前に戻りました。
美術館から歩けます
・無料
15:40 味の札幌 大西
お昼ごはん(には遅いけど)にピッタリな青森のご当地グルメって何かあるかしら?と調べると「味噌カレー牛乳ラーメン」なるものが引っかかりました。
味噌もカレーも牛乳もラーメンも好きだけど、そんな全部乗せて大丈夫?まぁでも海鮮はよそでも食べられるけど味噌カレー牛乳ラーメンはここでしか食べられない!多分!
何店舗かあるようなのでこちらの記事を参考にしつつ、「味の札幌 大西」へ。
感想としては思ったよりマイルドでした。ご飯をダイブさせると予想通りうまい。ちょっと全部食べられるか不安でしたが、梅干しに助けられました。
・青森駅から徒歩10分以内
・味噌カレー牛乳ラーメン 830円
・ライス 100円
・梅 無料
16:30 青森駅周辺
青森市って都会なんだな~!やっぱり田舎育ちとしては、地方都市に行った時にめちゃくちゃ感動するんですよね。ここにも「街」がある!って。
青森人のソウルフードといわれる「イギリストースト」を求めてデパ地下のパン屋へ行ったものの売り切れ…
ぽつんと残ったマーガリンサンド…。
結局デイリーヤマザキで見つけました。
ちょっとシュールね。
これって全国津々浦々にあるんですね。
17:20 青森駅から下北駅へ 青い森鉄道
さて、恐山のあるむつ市下北へ向かいます。乗り換え駅である野辺地まで青い森鉄道で。
乗り替えてJR大湊線で下北駅に到着!
とうとうここまで来てしまった…!
無駄にマップアプリで現在地を見てみたり…(青森来てから何回もやってる)。
本当に!私!この本州のフックみたいになってるところにいるんだ~!すごい!めっちゃ北じゃん!って一人で駅前で自撮りしていました。
・青森駅から下北駅まで1時間45分
・青森~野辺地1040円、野辺地~下北1140円
後編に続きます。