500円飲み放題のかまくら居酒屋に無限すんき、お腹いっぱい木曽旅行
どうも、こんにちは!
去年おそらく一番楽しかったのではないかという長野の木曽旅行について記したいと思います。
去年、他に旅行したかといえば、18きっぷで熱海に3回くらい行ったのとか、同じく長野で虫食ったのとかなんですけどね…。
木曽の美味しいもの山盛り食べて、地元の人たちと飲んで、釣りして馬乗ってやりたいこと沢山詰め込んだ旅行でした。
友だちに誘われて行ったのですが、木曽町の開田高原でかまくらまつりがあるらしく、それに合わせて行くんだとか。かまくらまつり…そんなに激アツか…?とちょっと思ったけど寒いところ好きだし、何より「ワカサギ釣り」と「乗馬」もするっていうから彼らのツアーに乗っかることに。
木曽到着
東京から夜に出発して松本に住む友人の実家に前乗り。7時ごろに叩き起こされて、木曽へ。
木曽まで来ると
雪だ!!
っていうか、ちょリスだ!!
滑り台だ!!!
マグロ…
(JAの敷地内)
氷上ワカサギ釣り
1日目昼の予定は氷上ワカサギ釣りです!わーい!!
この1年前にも、どうしても氷上ワカサギ釣りがしたくて群馬まで3時間かけて行ったこのある私。その時は全然釣れなかったけどね、それでも毎年やりたいと思うくらい楽しかったのよ。
群馬では釣り竿やら氷に穴あけるドリルは貸してくれるところがあったけどどうするんだろ~?と思ったら、唯一の長野人である友人からまさかの
「ドリルは買った」
という頼もしいお言葉。そして釣り竿は今から買うらしい。
駅の近くの釣り具店は、何故かインコと食器と釣り具が一緒に売られていました。
道具を揃えて自然湖へ。
ちなみに天気めちゃくちゃ良くて、着てきたヒートテックを脱ぎました。
6人のパーティーである私たちは適当に陣取って、さっそく氷に穴を開けます。
餌であるちっこい虫をハサミで切って針につけて垂らす…そして待つ…釣れない。
でかい虫もあるからそのエキスでおびき寄せよう!1匹釣れた!その穴貸せ!とかワイワイしていると、知らないおじさんおばさんが近づいてきて写真を撮られました。
熟練の方々はテント張って釣ってますが、私たちは地べた
ほほえましい観光客の様子だったのかな…。
おじさんたちは次々やってきて、キャッキャ言いながら氷に穴を開け出す始末。
俺たちのドリルだぞ。
俺たちのドリルで穴をあける知らないおじさんと、それを撮影する知らないおじさん
釣れない!穴が悪い!とビービー言っていた私ですが、ポジションチェンジを経て無事フィーッシュ。
1人平均1匹くらいの結果でした。
めちゃくちゃ釣れてそうな人のところに教えを請いに行ったりしたんだけど、あんまりワイワイしすぎたら駄目みたい。確かに私らもワイワイしてたけど、知らないおじさんが…。
釣れたワカサギちゃんたちは、持ってきたフリーザーバッグに氷と一緒に入れて持ち帰り(賢い!)
かまくらまつり
夕方からは、やたらとメンバーの1人が押している「かまくらまつり」へ。
「かまくら居酒屋行くぞ!」と言っていて、そういうお店があるのかと思っていたら…
こういうことでした。
かまくらまつり会場の一角に登場したこちらの『居酒屋』
入る時に500円払えば、地酒やら焼酎やらワインやら飲み放題。
しかも入退場自由。
そんなことがあっていいんですか!?
そして私たちはここで「すんき」という食べ物に出会います。
(パックの写真撮ってなかった)
赤カブの葉を、塩で漬けるのではなく乳酸菌発酵させた木曽地方に伝わる伝統的な保存食だそうです。
この「すんき」も食べ放題。
なんだここは!
開田高原に向かっている途中で「こんなところまでヨソから人来ないんじゃない?」「地元の人ばっかりちゃうかな~」「俺ら行ったらめちゃくちゃ歓迎されたりして」とか言ってたんですけど、その冗談だった想像は現実に。
皆さんが次々「飲んでるか?」「屋台でピザ買ってきたからこれも食べ!」と色んなものをくれるんです。
イノシシ汁が出てきたり…
しかも私ハンドルキーパーだったので飲めないんです~と言うと暖かいチャイをくれたり、スタッフ用のお弁当をくれたり…。
そして無限に出てくるすんき。
さらには「ワカサギ釣ってきたの!?火あるから揚げてあげる!」と言ってくれて、火はあるけどフライパンがないとわかると「公民館から持ってきて!」と手配してくれたり、え、私たちの想像を越える歓迎なんですけど!!
お酒もすすんで(私は飲んでないけど)、男性陣は青年部のメンバーと盛り上がり「来年も絶対やるから来いよ!」と熱く約束を交わし、私はワカサギ揚げてくれたおばちゃんが神奈川からの移住者だと聞いて驚いたり。
あ!あと、関西から来ていたおばちゃんたちのパワーがすごかった!
ブレっぷりからも伝わるパワー
旅行が好きで、木曽には氷柱を見に来たらしいんだけど、結構行きあたりばったり上等って言ってて「宿とか取れなかったらどうするんですか」って聞いたら「車中泊や!」って言われてビビりました。
大人になったら車中泊とかしたらあかんと思ってたわ。
思わず「バリロックやん!!!!」って叫んだわ。
他にも望遠鏡で夜空の観察ができたり、キャンドルが並べられていて雰囲気抜群だったり。
地元の人たちの優しさに包まれて、かまくらまつりを大満喫。
帰る時に「はい!」とまたすんきを1人1袋。
私だけ4袋頂きました。
帰り道にバリロックおばちゃんたちが言っていた氷柱を見て
宿に帰った私たちを待っていたのは
すんき
宿のサービスでお夜食に出してくれました。
とうじ蕎麦と百草丸
翌朝、朝食にももちろんすんき。すんきは味噌汁にしても美味しいらしい。
ここにきてメンバーの1人が「俺、あんまりすんき得意じゃないっす」と告白。
発酵食品だから苦手な人もいるよね。うん。
せせらぎの四季(四季と書いて『とき』と読む)という天然温泉に立ち寄ってから(化粧したての私の顔よ…)
私が一番楽しみにしていた木曽馬の里へ!!
しかし、馬は見れたけど乗馬受付がお昼休み中!
前日とはうって変わってめちゃくちゃ雪だったので、みんなに諦めろと諭されて、とりあえずお昼ご飯へ。
そこに「とうじそば」なる聞き慣れない蕎麦が。
メニューにあったので長野人に何かと聞くと「蕎麦のしゃぶしゃぶだよ」という答え。
出てきたのはこちら。
蕎麦を食べる分ずつ「とうじ籠」と呼ばれる柄のついた小さなザルに入れて、鍋の中のつゆにひたして暖めて食べるらしい。なるほど、だから「蕎麦のしゃぶしゃぶ」
きのこやおあげやお肉が沢山入ったつゆは、甘めであつあつで幸せの味。
注文してない人たちもひとくちひとくち…と吸い寄せられるくらい、めちゃくちゃ美味しかったです。
お蕎麦をお腹いっぱい食べた私たちが次に気になったのは、お土産コーナーにあったこの「百草丸」お腹の万能薬で、胸やけや胃もたれに効くらしい。
「二日酔いの時これで乗りきるぜ!」とほぼ全員が購入。買わなかった1人は、実家で飲まされていたらしく苦手なんだとか。
まぁ、薬だし苦手とかあるよね…。
木曽馬の里
そうこうして蕎麦やらお土産やらで盛り上がっていたら、受付が開く時間に。
「雪だしさ~」と渋る面々に頼み込み、最終的には長野人の「雪降ってる時に馬に乗るのがいいんだよ」という言葉でなんとか木曽馬の里へ!
馬!馬!馬!ずんぐりむっくりした馬!!!
そして雪・・・・
美しい風景すぎませんか。
スタッフの方がお馬さんを引いてくれる引き馬ショートコースは500円、ロングコースは1000円でございます。
雪の積もる中の乗馬は、まるでここが長野じゃなくて北欧のような気分。
そうだよ、やっぱり雪の中乗るのがいいんだよ!!
(でも枝に積もった雪が落ちてきたりして、馬がびっくりして危ない時もあるらしい)
あと、なんか乗馬したらこんなのもらいました。
「何ですかこれ…」と聞くと
「馬これカードです」
あっ…あ…あ~…(察し)
こうやってまじまじと馬の顔を見比べるのも面白い。
アイドルは確かにアイドル顔してるなぁ…。
厩舎を見ることも出来て、何頭かカードに登場している馬さんにも会えました。
私は見事引き当てた種馬とご対面。
体験乗馬は12時から14時は休憩なので絶対ご注意。
山賊焼を食べて旅終了
木曽を離れて帰り道に、塩尻にある長野名物山賊焼発祥のお店「山賊」で晩御飯。
豪快な骨付き揚げ鶏です。
サイズはミニから特大まで選べて、定食だと、鶏もつ煮や馬刺しと組み合わせることが出来ます。私はそんなに食べられる気がしなかったので、たしか普通サイズと鶏もつ煮のセットに。
それでも食べられなかったので、他の人に分けました…。
すごいボリュームだ。
ちなみにセブンイレブンでも山賊焼売ってました。
初日の朝に食べてた
こんな感じで大満足大充実の木曽旅行でした。
村の青年部の方々に「お前らがまた来れるように、来年もかまくら居酒屋営業するからな」と言われたからね。
今年はお土産持って行ってきまーす。
あと、すんきの整腸パワーはんぱなかったです。